ゲーテ ファッション救命講座- 連載

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ファッション救命講座
第2回|スタイリスト大西陽一のファッション救命講座

第2回|スタイリスト大西陽一のファッション救命講座

Q|パンツの裾の処理はどうすればいいか?

A

 こんにちは、スタイリストの大西陽一です。前回から始まったお洒落の“基本のき”をレクチャーする「ファッション救命講座」。今回はパンツの裾の処理の仕方です。

 パンツの裾の仕上げはシングルとダブル(折り返したもの)があって、日本ではダブルの方がきちんとした感じのイメージが強いのですが、もともとダブルはある英国紳士が、雨の日、結婚式に向かうなかで泥をかぶらないようにするために折り返したことを起源としていると言われています。どちらかというとカジュアルな仕様なんですね。昔も今もフォーマルの場はシングルが基本です。
 では、ビジネスシーンはどうかというと、現在はダブルが一般的で、折り返しの幅は4〜4.5cmが望ましいと言えます。ただ細身のパンツはシングルの方が美しく仕上がります。それから裾の長さですが、昔は靴の甲にしっかりと乗るくらいのワンクッションがルールでした。しかし、現在はパンツのシルエットも細くなっており、ワンクッションより短くするほうがベターです。パンツの裾丈は全体の雰囲気を決める大きなポイント。購入の際は、きちんと靴まで履いて試着をして調整しましょう。
 ちなみにダブルの場合、どうしても折り返した内側にホコリやゴミがたまってしまいます。掃除しやすいよう、スナップ留めになっているものをよく目にしますが、上から見ると光ったり、ちょっと膨らんだりしてしまいます。個人的には糸留めをおすすめします。

スタイリスト大西陽一のファッション救命講座

スタイリスト大西陽一のファッション救命講座

大西陽一|Yoichi Ohnishi

広告や雑誌など幅広く活躍する売れっ子スタイリスト。エディター的視点によるスタイリングに定評がある。守備範囲はメンズファッションだけにとどまらず、インテリアやクルマ、雑貨までにも及ぶ。趣味は写真。
*本記事の内容は11年2月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい
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