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WOMEN, TALKING about CLEVER MEN'S STYLE やっぱり男のスタイルは頭がよくないと!

WOMEN, TALKING about CLEVER MEN'S STYLE やっぱり男のスタイルは頭がよくないと!

夏木 マリ パートナーには私にお洒落を楽しませてほしい
 男は女が変えられる。
 「ごめんね、上から目線で」と茶目っ気を見せながら、扇情的な言葉で夏木マリさんは語り始めた。その根拠となるのが、もっとも身近な男性であり、夫の斉藤ノヴ氏である。
 「ミュージシャンである彼のファッションはとても攻撃的だった。でも今は生き方もヘルシーだったり、ナチュラルということにプライオリティが置かれていると思います。だからもう少し普通のスタイルがいいんじゃない? と薦めたんです」
 そして夏木さんは斉藤氏のファッションに対して、ひとつの希望があった。それは一緒に歩く時には、私にお洒落を楽しませてほしい、ということ。
 「まず女性がお洒落をちゃんとできたうえで、自分のスタイルを決める余裕。彼女を立てて、楽しませてから自分のことを考える優しさであり、それができる男性が強く、賢いと思います。ひとりよがりになっちゃうファッションが多いけれど、一歩引いてくれる。そんなカップルでいられる世の中が素敵でしょ」
 そう聞くとまるでおのろけのようだが、夏木さんの話からはスマートな男女関係であり、賢い男のスタイルが思い浮かぶ。すると突然スタジオに斉藤氏が現れた。これには一同ビックリ。やはりふたりは呼応し合うのだ、まるで音叉のように。
 さて夏木さんにとって頭のいいとはどういうことなのだろう。
 「現役感があるということ。やはり時代と向き合うには、それだけの体力というか、知恵やインテリジェンスが必要。だからファッションでも今を感じる人はやはり賢いと思いますね。そのためにも失敗を過去にたくさんしておくべきと思うんです。元気で体力のある頃にね。ゲーテ世代で失敗しておかないともう最後ですよ(笑)」
 最後はこんな話で締めくくった。
 「以前パリで会った男性がずっとトレンチコートを着ていて、それで10年ぐらい経って久しぶりに再会したら同じトレンチを着ているんですよ。それを見た時にとてもインテリジェンスを感じました。きっとそのトレンチには彼なりの物語があると思う。ただお洒落というのではなくてね。そのスタイルにそれまでの10年間もちゃんと生きてきたという感じが伝わってきた」
 そんな夏木さんの眼差しが、男を磨くのかもしれない。

夏木 マリ

東京都生まれ。1973年デビュー。93年から芸術表現「印象派」もスタート。2009年支援活動「One of LOVE」プロジェクトを始動する。最新マキシシングル『ALLIANCE』の楽曲では、音楽シーンを牽引してきた男たちを従えたPVが話題に。『私たちは美しさを見つけるために生まれてきた』(小社刊)を4月18日に発売。また、代官山T-SITEにて4月19日〜23日に特別写真展「PLAYER MARI NATSUKI×MICHAEL THOMPSON」を開催する。

シャツ¥33,600(サカヨリ)、パンツ¥39,900(08サーカス/ともにMインク TEL:03-3498-6633) 靴¥65,100(ピエール アルディ/ステディ スタディ TEL:03-5469-7110)ネックレス、バングルともに本人私物

わたしが考える頭のいいスタイルの男

アルベルト・アインシュタイン
「もちろん頭はいいですよね(笑)。私はちょっとおかしいぐらいが好き。次元が宇宙規模というか、広いキャパシティを持っている人って、自分の立ち位置も整理されているように思います。でも、そこまでぶっ飛んでいると、意外とシンプルなものを着ていたりするんですよね。その内外のバランスに賢さを感じます」

Direction=島田 明 Text=柴田 充 Photograph=浅井佳代子(浅井佳代子写真事務所)
*本記事の内容は13年3月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい
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