ゲーテ ラブ

  • Check
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
WOMEN, TALKING about CLEVER MEN'S STYLE やっぱり男のスタイルは頭がよくないと!

WOMEN, TALKING about CLEVER MEN'S STYLE やっぱり男のスタイルは頭がよくないと!

バイオリニスト 奥村 愛 背伸びせず、その人らしいスタイルがいい
 女性バイオリニストと聞けば、誰もが深窓の令嬢のような可憐な姿を想像するだろう。誤解されては困るが、もちろん奥村愛さんも間違いなくそのひとりだ。しかし会った時、イメージしていたロングヘアーは、春を思わせる軽やかなスタイルに変わっていた。聞けば前日、ドラマの撮影の仕事でヒロインがバイオリンを弾くシーンの代役をしたところ、髪型だけが異なっていることが現場で発覚。とはいえかつらをかぶればすむ程度の話だ。しかし奥村さんは惜しげもなく髪を切ることを選んだ。そんな男前なのだ。
 「性格はすごい大雑把ですね。それでポジティブ。この性格ですごく楽だったなと思います」
 その前向きさから音楽だけでなく、幅広いジャンルにチャレンジしている。だがいずれも培った経験を演奏に生かすとともに、クラシックの魅力を広く一般に知ってもらうため。気負うことなく、自然体でこなし、それは男性のファッション観にもうかがえる。
 「男性は背伸びせず、身の丈に合った、その人らしいお洋服を着ているのがいいかなと思います。音楽の世界でも本番直前に舞台袖に集まった男性陣を見ると、オッ!と見違えますね。普段とは違い、なぜか衣装に着替えると凛として格好よく見える。いやそんな気がする(笑)」
 それは単に華やかな衣装だから、というわけでもない。
 「私たちにとってはいわゆる作業着みたいなものですから。仕事をするための。でも準備をしていく間に気持ちを高めていって、衣装に着替えると気が引き締まるという人は多いですね。やっぱり本人が集中したり、気合いが入った瞬間が美しいということでしょうね」と答える。
 「でも同じスーツでも街中でよれよれを着ているビジネスマンを見かけますが、人格を疑ってしまう。逆に知的だなと思うのはバランスが取れていること。色使いがうまいのもバランスだと思います。ヨーロッパの音楽祭では、そうした着飾った人たちがたくさんいらして本当に格好いいと思いました。特に年配の方がすごく素敵ですね。気持ちの若々しさやお洒落を楽しむ感覚が伝わってきます」
 豊かな人生経験が男のスタイルの滋味を増すということか。それはどこか奥村さんが歩む音楽の世界にも似ている。

バイオリニスト 奥村 愛

1979年アムステルダム生まれ。
4歳からバイオリンを始める。7歳までアムステルダムに在住し、帰国後、国内外で活動。2002年『愛のあいさつ』でCDデビュー。近作『ラヴェンダーの咲く庭で』。CMやテレビ、ラジオへの出演も多い。「最近思うのは反省はすごく必要だけれど、後悔はしてもしょうがないということ。後悔したところでそのコンサートはもう直しようがない。だから次に生かすことにエネルギーを働かせないといけないと思います」

シャツ¥29,400(YOHJI YAMAMOTO + NOIR/ヨウジヤマモト青山店 TEL:03-5774-4551) パンツ¥37,800(TRU TRUSSARDI STILE/STEP inc. TEL:03-3409-6006)ネックレス、イヤリングはスタイリスト私物

わたしが考える頭のいいスタイルの男

白洲次郎
「本当に素敵です。スーツ姿もTシャツとジーンズになっても。渋谷に名曲喫茶があり、創業者が大正のハイカラな人で、写真を見せてもらったらすごく格好いい人でした。その方も白洲さんに似ていましたね。多分、当時の最先端だったのでしょう。でもそれを今に置き換えても残念ながら匹敵する人がいないですね」

ラインナップ
特集のトップへ戻る