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外は閉じ内側は開放感に溢れている家

光と影を味方につけた 移動するだけで旅する家
外資系投資会社 M氏邸

人目を気にすることなく、空を眺めながら入ることができるバスルーム。風を感じることもできるので、さらなる開放感を味わえる。

初めて自分の家をつくるにあたり、依頼したのはAPOLLO一級建築士事務所・黒崎敏氏。シンプルな線と面で構成されながら、強い印象を残す黒崎氏の作品に、自身が求める邸宅像が合致したそうだ。

この空間でやはり目を惹くのは、蜷川実花の写真。以前からアート好きで多様な作品をコレクションしてきたM氏だが、この作品はこの壁に飾ることを想定し、黒崎氏とともに探し見つけたもの。この美しい部屋を完成させる欠かせないピースとして、存在感を放っている。

陰影がつくるさまざまな表情を楽しめる家

M氏が黒崎氏に要望したのは「外は閉じているが、内側は開放感溢れる家」。その要望に対し、黒崎氏は『光をどう操るか』をテーマに「"広がり"を感じる家」を目指した。その解はご覧のとおり。外側にはほぼ窓を設けない代わりに、地下から2階までを縦に貫く吹抜けスペースをつくり、どの部屋にいても外気と緑、そして空を感じる家に。中庭に面した大きな窓、北側の高窓や玄関に設けたピクチャーウィンドウから注ぐ陽は、室内の闇に光の恵みを与え、あるいは時間とともにうつろう影を光の中に落としていく。

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Text=牛丸由紀子 Photograph=辻谷 宏(Nacása & Partners)

*本記事の内容は17年7月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)

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