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松浦が感じる音楽の魅力と不変の楽しさ

素人目線 松浦勝人の生き様
──一番根っこ、不変のもの──

それが、大学に入ってミケール・ブラウンの「ソー・メニー・メン」に打たれてしまい、ハイエナジーに夢中になる。バンドの仲間とも話が合わなくなっていった。僕はデュラン・デュランをやりたいのに「誰だそれ? やるならツェッペリンだろ」と言われてしまう。それ以来、僕はずっとダンスミュージックを追いかけてきた。

それが今、平井 大のようなオーガニックなサウンドが心地よく感じられるようになり、高校生の頃に楽しかったバンドプレイの面白さを思い出した。「歳をとったから」だとは思わない。僕が感じている音楽の魅力は、きっと子供の頃から変わっていないのだと思う。

僕の音楽の原点は歌謡曲。子供の頃に聞いていた野口五郎とか西城秀樹とかピンクレディーだと思う。それが、かぐや姫になり、ビートルズになり、ツェッペリンになり、ハイエナジー、ユーロビートになっても、僕が好きなのはメロディーがある曲。

ユーロビートは、歌謡曲と基本的な構造はほぼ同じ。コード進行が同じだし、Aメロ、Bメロ、サビという構成まで同じ。歌謡曲と同じ構造を持っているユーロビートだから、日本人にも理解できたし、日本でもブームになった。ユーロビートからメロディーを抜けばテクノになるし、ユーロビートからトランス、EDMと進化していっても、歌謡曲と似た構造を持ったメロディーがある音楽というところは変わっていない。だから、日本でも流行る。

音楽の楽しさというのは、時代やサウンドが変わっても、その一番根っこのところに、変わらないものがある。平井 大は、その不変の楽しさを、僕が思ってもみなかったアナログなバンドプレーで見せてくれた。

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Text=牧野武文 Photograph=有高唯之

*本記事の内容は17年5月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)

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