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松浦勝人の蒐集癖 満たされない欲望

素人目線 松浦勝人の生き様 番外編
松浦勝人、蒐集(しゅうしゅう)癖を語る。
集めても集めても未(いま)だ満たされないカメラ欲

撮影:松浦勝人
松浦氏の写真はほとんどが風景。しかも、フォトショップで不必要なものは消す、色彩はどんどん変えていく。どう加工すればどうなるか。その実験を繰り返すことが楽しい。

欲しいものがあったら、海外のネットオークションに参加することもある。でも、海外のネットオークションではけっこう負ける。締め切り時間が夜中になったりするから、朝起きたら、さらに高値を入れられている。世界には、上には上がいる。

撮った写真は、フォトショップでレタッチしてしまう。風景写真が撮りたいから、場合によっては、人やクルマはドット単位で消していく。色彩もどんどん変えていく。音楽でもそうなんだけど、僕は多分"リミックス"が好きなんだと思う。元があって、それを変えていく。その作業が楽しい。

そんなに加工しちゃうんだったら、カメラやレンズにこだわっても意味がないと言われるかもしれないけど、そのとおりなんだよね。本当は、レンズのひとつひとつをじっくりと使ってみて、そのレンズの味を楽しみたい。こんな撮り方をしたらどういう絵になるだろうというのを試してみたい。でも、今はそれだけのことをやっている時間がとれない。だから、リタイアしたら、釣竿とカメラ一式を持って、キャンピングカーで日本中を回ろうと思っている。

新しいカメラやレンズが発売されると、触ってみたくなる。古いものでも、気になると触ってみたくなる。触ってみて初めてわかることがあるから。でもいじり倒す前に、新しいものがどんどん発売される。それを繰り返していたら、いつの間にか、こんなに増えてしまった。

  • MASATO MATSUURA
    エイベックス・グループ・ホールディングス代表取締役社長CEO。1964年神奈川県生まれ。本連載「素人目線」は2009年から開始し連算93回となる長寿連載。近著に見城 徹との共著『危険な二人』(小社刊)がある。

>>連載「素人目線 松浦勝人の生き様」

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Text=牧野武文 Photograph=有高唯之

*本記事の内容は17年5月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)

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