ウェブゲーテは日経電子版とのコラボレーションサイトです

松浦が仕掛けるアーティストの投資契約

素人目線 松浦勝人の生き様
──僕が投資すべきビジネス──

例えば、僕が電話で呼び出した時、なにをおいてもかけつけてくれるやつ。いろいろ忙しいはずなのに、時間をつくって会いに来てくれる。別に僕にとって都合のいい子分をつくりたいわけじゃない。そういう気持ち、僕のことを気にかけてくれている気持ちが信じられる。向こうが僕に賭けてくれるんだから、僕だって彼に賭けてみようという気になる。なにがなんでも事業を成功させてくるだろうなという熱さを感じる。何人かそういう若手経営者と出会えたので、近々エイベックス・ベンチャーズから、さらにいくつか投資案件の発表ができると思う。

●●●●●●

エイベックス・ベンチャーズの投資分野は、エンタテインメントに関連する、テクノロジーと人材の2分野が中心。人材ではすでに発表になっているけど、ロックバンド「感覚ピエロ」への投資が決まっている。一般的なアーティスト契約ではなく、彼らの会社に僕たちが投資をするという形。彼らはずっと自分たちで音楽をつくり、ライブをやり、楽曲やグッズを売ってきた。自分たちがやりたい音楽をやりたいから、自分たちだけで自由にやってきた。

感覚ピエロのメンバーは"人"も信頼できる。見た目は一見しっかりしてなさそうなんだけど、なにを聞いても答えが淀みなくでてくる。僕と会うために、前の日に考えて徹夜で暗記してきましたというのではなく、常日頃から考え続けている感じ。なにかすごいことをやらかしてくれそうな連中だと思った。

ロックバンドにとってメジャー契約や事務所との専属契約をすれば、やれることの幅は大きく広がる。一方で、会社の方針や意向が入ってくることもある。感覚ピエロに限らず、自分たちだけで運営をして利益がでているんだったら、メジャー契約や事務所契約なんかしたくないと考えるロックバンドはたくさんいる。

Let’s SHARE:

共有

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • この記事をmixiチェックに追加
  • この記事をLinkedInに追加
閉じる

Text=牧野武文 Photograph=有高唯之

*本記事の内容は17年3月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格