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秋元康「人は選ばなかった道を後悔する」

GOETHE創刊10周年記念イベント名言集 第4回
秋元 康「結局は創っているときが一番楽しいから、成功も失敗も楽しむ」



秋元康さんの名前を聞いたら、どのようなイメージが思い浮かぶだろうか。作詞家、プロデューサー、放送作家、脚本家......挙げ出したら切りがないほど、いくつもの顔を持っている。

その多方面での活躍ぶりから、何事も順風満帆に思える秋元さんだが、その成功は圧倒的な努力と自身のブレない美学から生み出されたものだった。

そんな稀代のヒットメイカーの知られざる一面が、旧知の仲である小山さんと見城さんとの会話から見えてきた。



───秋元 康の名言───

「僕らの根拠っていいと思うか、ヒットすると思うか、自分の中の勝算しかない気がする」

AKB48を始める時、周りの人達に、250人収容の劇場で毎日公演をやるなんて無謀だと言われた。たとえ、客観的なデータはそうだとしても、僕の中ではなんかいけそうな気がした。実現したら面白いなっていう気持ちが先に立った。

「結局は創っているときが一番楽しいから、成功も失敗も楽しむ」

多くの人に、ヒット曲がたくさんあると言われる。でも本当は違う。作詞は6千曲くらいはしていて、ヒットなんて氷山の一角。ヒットが出ることや評価されることはもちろん嬉しい。けれど、創っている時が一番楽しい。だから失敗も楽しい。

「人間って二つの道があったら、選ばなかった道を後悔する」

例えば、自分の会社の社員が辞めたいと言ってきたら止めない。きっとその人は止められたことを後悔するから。けれど、いつでも戻って来られるように扉は開いている。

「これ以上ないと思った所に何があるのかが、一番自分の中で興味がある」

AKB48でも「ヘビーローテーション」といった手応えを感じる曲が時々できる。他にも「恋するフォーチュンクッキー」や「365日の紙飛行機」といった作品も生まれたけれど、いつもその度にもう無理だ、これ以上の曲はない!と思ってしまう。だけど、もう駄目だと思った先が気になってもう一回踏ん張ると、また素敵な曲が生まれる。

「止まっている時計は、日に二回正確な時間を表す」

信じてやり続けるとどこかで、時計の針が正確な時間を表すんじゃないかと思う。一番駄目なのは、時代や周りに合わせようとすること。自分のやっていることが時代の先に行っていたら、流行が追いついてくるまで待つ。

  • 秋元 康
    作詞家。1958年東京都生まれ。美空ひばり「川の流れのように」をはじめ、AKB48「365日の紙飛行機」など数多くのヒット曲を生む。TV番組の企画構成、映画の企画・原作、CMやゲームの企画など幅広い分野で活躍。

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*本記事の内容は16年4月取材のものに基づきます。

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