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今世紀最大のチャンス到来!2020年東京オリンピックは本当に開かれるのか?

今世紀最大のチャンス到来!2020年東京オリンピックは本当に開かれるのか?

現在、8年後にオリンピックを東京で開くための招致活動が行われている。ライバルはマドリードとイスタンブール。もし今回敗れたら、1996年のアトランタ以来、五輪を開いていないアメリカ、アフリカ初の開催を目指す南アフリカ、前回開催から100年目となる2024年に招致を合わせるパリなど、今後の開催地レースは激戦が予想される。そういった意味でも2020年は最大のチャンスなのだ。そこでゲーテは、東京で開催することの意義、メリットについて改めて考えてみた。

インタビュー

今、なぜ東京にオリンピックが必要なのか?

 今、ニッポンにはこの夢の力が必要だ――こうテーマを掲げ、前回(2016年大会)に続き、2回連続でオリンピック開催都市に名乗りを上げた東京。招致委員会の水野正人氏は開催に向け、「日本に元気を取り戻したい」と力を込める。
 「私は、『これでいいのか日本!』という思いが強い。震災もあった。不況も続く。閉塞感が蔓延し、将来を担う若者にもチャレンジ精神がなくなっている。それを何とかしていかなければなりません。そのためにも、オリンピック・パラリンピックを東京でやる。スポーツの力で日本に活力を与えたい。それが私たちの思いです」
 計画では、東京五輪は都心部やベイエリアを中心とした半径8km圏内で、全35競技会場のうち28会場を配置するコンパクト仕様。施設もできるだけ既存の物を活用するという。
 「アスリートファーストというコンセプトのもとで、極力選手に負担をかけないよう、選手村からの移動距離を短くするよう考えています。成熟都市である東京の強みを生かし、環境面や経済性にも考慮。誰もが安心・安全に楽しめるでしょう」
 しかし、招致のレースはまだ半ば。マドリードとイスタンブールの2都市に競り勝たなければならない。勝算はあるのか。
 「残念ながら敗れてしまった前回の反省を生かし、今のところは順調と言っていいでしょう。来年3月上旬にIOCの評価委員会が来日して視察しますが、ひとつのミスもないように、今は全員で準備を進めています。また、勝敗のカギを握るともいわれる国内支持率も、ロンドン五輪での日本人選手の活躍を受けて上昇しています」
 実は、2020年は東京にとって千載一遇のチャンス。今回を逃すとライバル都市は増え、今後のレースはさらに激化。開催は難しくなるといわれる。
 「まさしく100年に1度のチャンスです。何としても勝利し、56年ぶりのオリンピック・パラリンピックを持ってきたい」
 2020年のオリンピック開催地が決まるまで、あと9カ月ほど。立候補都市・東京の招致活動は正念場を迎える。

水野正人

水野正人

東京2020オリンピック・パラリンピック 招致委員会 副理事長・専務理事

1943年兵庫県生まれ。'70年に美津濃(現ミズノ)に入社し、'88年からは同社代表取締役社長・会長を歴任。昨年、現職就任に伴い、ミズノ会長を退任。日本オリンピック委員会副会長も務める。

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