ゲーテ いま、一番気になる仕事 - 連載

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いま、一番気になる仕事
滝川クリステル いま、一番気になる仕事|Redefining The JOB Special Vol.21|スペシャル対談 リサ・ヴォート/写真家・異文化コミュニケーター×滝川クリステル

滝川クリステル いま、一番気になる仕事|Redefining The JOB Special Vol.20|スペシャル対談 廣田吉三郎/ツタンカーメン展 日本側監修・日本情報考古学会理事×滝川クリステル

すべての源泉は“Love”。愛と直観力で、まっすぐに向き合う。 多くの人を魅了したシロクマ写真集『White Gift』の著者、女流写真家リサ・ヴォート。4年間に4度、単身で北極へと向かい、空にオーロラが煌めくなか、シロクマに向かってシャッターを押し続けてきた。その原動力は“Love”。彼女の写真に魅せられたひとり、滝川クリステルがその魅力に迫った。 リサ・ヴォート 滝川クリステル シロクマ
cMC Planning, Inc. / LISA VOGT

色のない世界 北極でシロクマに恋をした 滝川 この写真を見た時、「わぁ、アリスとそっくり」ってびっくりしたんです。よくこうした表情をするんですよね。こう目をつぶって空気の匂いを感じているような……。

リサ アリス?

滝川 愛犬のラブラドールです。とっても似てる。これも、これも、これも。犬とクマじゃ、大きさも何もかも全然違うのにおかしいですよね。

リサ 実はね、よく言われるの。飼っている猫に似ている、犬に似ている、それから「ハズバンドにそっくり!」なんて(笑)。自分に近くて親しい存在に似てるって言っていただくことが、とても多いんです。

滝川 私を含め、リサさんのシロクマの写真を見た人がそうした感想を持つということは、これまであったシロクマのイメージを覆してしまったからこそだと思うんです。いったいどんな原動力がこうしたシロクマの表情を撮らせるんでしょう?

リサ “Love”。たぶん、シロクマを愛しちゃったところからすべてが始まっているんだと思うんです。何かを捕らえたりしようと思ってシロクマの写真を撮っているんじゃなくって、もう、ただI love polar bears(笑)。だから、とにかく会いたくて、会いたくて。写真集を作ろう、いい作品を撮ろうなんて考えることはなかったんです。ただ、愛してる、愛する存在に会いに行きたい、その気持ちだけで4回ほど北極に通いました。

滝川 母グマの優しさだったり、子グマの愛おしさだったり、人間のような表情でハグしあうクマだったり。おっしゃるように愛情があるから、女性だから、撮影できるのかもしれませんね。

リサ そう、確かに、男性の写真家には、強くて野性的なイメージの北極熊の写真が多いかもしれませんね。でも、私が撮ると、すっかり“シロクマくん”になってしまう(笑)。レンズを通して見つめていると、彼らの愛おしさ、優しさに触れることができるからだと思うんです。

滝川 求めているものが違うのでしょうね。男性は戦うとか強さとか。でも、母グマや子グマが私たちと同じように持つ、本当の優しさとか愛情の深さを引き出したくなってしまう。そうはいっても相手はシロクマ。撮影中、危険はないんですか?

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