ゲーテ 男の料理 ビギナーズ・ラック! - 連載

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男の料理 ビギナーズ・ラック!
男の料理 ビギナーズ・ラック!|最終回 キッチンで男を魅せる

男の料理 ビギナーズ・ラック!|最終回 キッチンで男を魅せる

最新食情報|女性をときめかせる3つのツボを押さえた野菜の店

最新食情報|「男の料理」は今まさにブーム。教室やキッチンが増加中

 最近では嬉しいことに、料理をする男性が増えてきています。それに伴って男性向けキッチン製品とか、男性向けの料理教室なども時々見かけるようになりました。私もそうした教室で20代〜50代の男性に料理を教えているわけですが、中には「自分も何か作ってみたいけど、いきなり教室に飛び込むには勇気が要る」という方もいます。そこで私の教室の例をあげながら、どんな雰囲気なのか少しご紹介してみましょう。

その1|皆で作って食べるから楽しい。サークル的な男性料理教室【メンズ・キッチン】|教室での人気レシピは日常的な料理より“おもてなし系”の料理
その1|皆で作って食べるから楽しい。サークル的な男性料理教室【メンズ・キッチン】|教室での人気レシピは日常的な料理より“おもてなし系”の料理

 料理に関心を持つ男性は確実に増えているようで、私のメンズ・キッチンでも毎回、すぐに募集枠が一杯になります。今回は16人で募集しましたが、実際は20人が一緒に恵方巻きを作ることになりました。レシピで人気があるのはただの春巻きよりも「ベトナム風生春巻き」、カレーよりも「タイ風グリーンカレー」といった感じで、自分で食べる日常的な料理よりも「おもてなしレシピ」が好評です。皆さん教室で習ったものを作り、持ち寄りパーティーや休みの日に家で披露しているようです。恋人や家族、友人など、作って食べさせてあげたい相手がいると料理の意欲が湧くものですからね。

 今回は、節分用に「男の恵方巻」を取り上げました。完成後は総勢20名で今年の恵方とされる南南東を向き、願いごとを思い浮かべながら無言で一気にかぶりつきました。これは写真の通り、かなりの迫力でしたね。更には、1ページ目に出てきたカリフォルニア・ロールや豚肉とレンコンのしゃぶしゃぶにも挑戦し、全員が大成功。「作品」を撮影して楽しむ人も多く、料理は皆で盛り上がる最高のイベントだと改めて感じました。

【料理ができるようになれば、ビジネス能力も高められる】

 「料理ができる人は仕事もできる」。少しオーバーですが、私はこう思っています。料理には段取り力、コミュニケーション能力、発想力、予測力などが必要だからです。特に大勢で作る時は「キュウリを取ってください」「熱湯を持って後ろを通ります。危ないですよ」といった会話が重要です。実際、料理を始めたら営業先での挨拶が「いい天気ですね」から「最近、ダッチオーブンを買いましてね」といった内容に変わり、クライアントとの会話の糸口や自分のアピールにかなり役立っている、と語る参加者もいます。
 こういった点に注目する企業から、「料理教室を用いた企業内スキルアップ研修」や「他部署間のコミュニケーション研修」などの依頼も多々あるほど。ビジネス能力を高める場としても料理は注目されているわけですが、ただの座学と違うのは、料理は何と言っても「作って楽しく、食べて美味しい」ということです。

【メンズ・キッチン(男子料理教室)】
【メンズ・キッチン(男子料理教室)】
【メンズ・キッチン(男子料理教室)】
【料理は会話の宝庫】

 毎回、自分で作った料理を嬉しそうに撮影したり、半分残して奥さんや彼女へのお土産として包んで持ち帰ったりする男性の姿は、とても微笑ましいものです。私の教室では積極的にお土産を持ち帰って貰うようにしています。また、話を伺うと参加者の家族や彼女もそれを心待ちにしているようなのです。

 「これをあなたが作ったなんて凄い。週末にまた作ってね」と、料理から会話が広がります。そして、自分でやってみることで例えば下ごしらえの大変さを実感すれば、奥さんに自然と「いつもありがとね」と言えるようになると思うのです。

【メンズ・キッチン(男子料理教室)】
【メンズ・キッチン(男子料理教室)】
【メンズ・キッチン(男子料理教室)】
【料理だけじゃあ終わらない】
 魚さばき教室を経験すると、魚のことがもっと色々知りたくなります。このように、料理から派生する「大人の好奇心」が人生を豊かにすると私は思っています。ですので、教室で料理を教えるだけではなく、時々は教室を飛び出す「課外授業」も企画しています。例えば第2回でも紹介した「築地見学ツアー」の時は、大人40人の社会科見学のように楽しめました。一緒に料理を習ったり築地に行ったりしていれば、自然と新しい友達もできてきます。こういう広がりが料理の面白さですね。
築地見学ツアー
初めて教室に参加してみた担当編集者のつぶやき

 小5の家庭科で粉ふき芋を作って以来、約35年ぶりにメンズ・キッチンで料理を習いました。その間料理は全くしなかったので付いていけるか不安でしたが、意外にも私と似たり寄ったりの人も多くいて、少しホッとしました。アットホームな雰囲気の中、みんな上手くないなりに楽しそうにやってましたが、中には包丁片手に軽々とレンコンの皮を剥いちゃう達人もいて、それを見ているとストレートに「料理のできる男ってカッコいいよな!」と思えました。これは、できないよりできた方が絶対モテるなと。この連載に「目指すは料理のできるカッコイイ男」というサブタイトルをつけておきながら、その意味を最後に自分で実感した次第です。私も、まずは一番敷居の低そうな第5回のバーニャカウダーから始めてみようと思ってます。

【メンズ・キッチン(男子料理教室)】
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