極太でメロディアスに歌うベースプレイ
日本一ハードなハードロック、「Under My Feet」が聴ける!
鳴瀬喜博『宴暦 EN・REKI』
20年以上再発を待ち焦がれていた曲がある。日本のロック&ファンク&フュージョンを代表するベーシスト“ナルチョ”
鳴瀬喜博の「Under My Feet」である。これほどリズムが重く、歌が激しく、ギターが美しい日本のハードロックはほかにはない。ナルチョ生誕60周年記念ベスト盤『
宴暦 EN・REKI』についに収録されたのだ。ヴォーカルは元VOW WOWの人見元基、ギターはChar、ドラムスはそうる透。生声、生音の大きさがガンガン伝わってくる。何もそこまで踏まなくても、と思うほどバスドラムが鳴る。
「いろいろなライヴに参加することでキャリアを重ねてきた」
そうふり返るナルチョのバンド歴はそのまま日本の音楽シーンの歴史だ。カルメン・マキ&OZ、スモーキー・メディスン、バックス・バニー、カシオペア……。現在もリーダーを務めるバンド、URUGOME(元うるさくてゴメンねBAND)結成時には現B'zのギタリスト、松本孝弘も在籍していた。そんなキャリアの総決算的なアルバムが『宴暦』だ。
「自分の曲を聴き直すと、スタジオ録音でもライヴみたいだね(笑)」
ナルチョ本人もびっくりするほど迫力の17曲。「Under My Feet」以外の曲の聴きどころは、ナルチョがオリジナル・メンバーとして参加した伝説的ロックバンド、カルメン・マキ&OZの最初のシングル曲「午前1時のスケッチ」、ニューオリンズのワイルド・マグノリアスの山岸潤史がギターを弾き、山下達郎がコーラスで参加する「Groovin'」など。聴き逃してはいけない演奏満載だ。
なお『宴暦』のリリース記念ライヴも開催(右下参照)。URUGOMEの夜もあれば、カシオペアの夜もある。極太のベースを聴きに行こう!
下記のディスコグラフィのようなにぎやかなバンド歴を1枚にしたベスト盤。OZ、スモーキー・メディスン、バックス・バニー、カシオペア、野獣王国、URUGOMEのほか、Char、高中正義、山岸潤史、山下達郎、樋口宗孝らとの共演も聴ける。すべての曲で、ベースの演奏は極太かつメロディアスに歌う。
バリエーション豊かな“ナルチョ歴
*本記事の内容は09年10月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい