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WOMEN, TALKING about CLEVER MEN'S STYLE やっぱり男のスタイルは頭がよくないと!

WOMEN, TALKING about CLEVER MEN'S STYLE やっぱり男のスタイルは頭がよくないと!

ひところ「モテる」「モテキ」なるキーワードが巷を席巻した。そればかりに拘泥していられないが、この世は男と女しかいないのは確か。我々のファッションがどう映るか、他者からの視線を考えるにはやはり女性の意見も聞くべきと小誌は考える。そこで3人の素敵な女性にご登場いただくことに。世代や職業も異なる彼女たちに、男のスタイルはいったいどのように映っているのか、とくとご拝聴。
女優 鈴木 保奈美

1966年東京都生まれ。86年デビュー。ドラマで女優としての地位を確立し、一世を風靡する。結婚・出産を機に芸能活動を休業し、約10年のブランク後、活動を再開。ファッションへの関心も高い。「最近やっと、好きだけど似合わないもの、似合うけれど好きじゃないもの、好きで似合うけれどライフスタイルに合わないものという取捨選択ができてきました。意外に最初好きだったスタイルに戻りますね。原体験に。それを現代風に更新して取り入れています」

シャツ¥30,450、パンツ¥30,450(ともにル ヴェルソーノアール/すべてラ・フォンタナ・マジョーレ 丸の内店 TEL:03-6269-9070) 靴¥79,800(ジェイエムウエストン青山店/ジェイエムウエストン TEL:03-6805-1691)

女優 鈴木 保奈美 ファッションは身だしなみ。自己満足ではない
 映画『プラチナデータ』では遺伝子学教授を演じた。原作では男性だった役柄をあえて女性にしたのは、理性と母性の両極を持った存在であり、物語のテーマにも大きく関わるため。それは女優であると同時に、母として長期休業し子育てに専念した鈴木保奈美さんにふさわしい配役だったのではないか。そして男性のファッションにも聡明かつ優しい視線を注ぐ。
 「最近、街を歩くお洒落な男の子を見かけると、なんかすごくいいなと思います。好き嫌いはないのですが、基本的には『あ、考えているんだな』と思えるのがいい。スニーカーひとつでも意図があって履いていることがわかった瞬間、イメージが3割ぐらいアップしますね(笑)」
 突き詰めて考えれば、それは人間的な信頼度という。
 「そういうところに気を配ることができるというのは周りにも気を配れること。ファッショナブルかどうかはさておき、やはりファッションは身だしなみなので。それは自分だけのことじゃなくて人との関係のなかで必要なものであり、自己満足だけの世界ではないのですから」
 そうした男性のファッションのなかでも、特にスーツに憧れるそうだ。
 「男性にとってはパターンが決まってしまうので面白味がないという捉え方もあるでしょうが、むしろ婦人服は何でもありで、自由の不自由さみたいなものを感じる。だからシャツ、タイ、ジャケットという決められた枠でいろいろな組み合わせや遊びができ、条件は同じなのにまったく違う印象を与えられるところに憧れるし、結局そこに着る人のキャラクターが強く出てくるのだと思います。そうしたこだわりに心の余裕というかどこかゆとりがあるように感じます。それはやっぱりインテリジェンスでもあるんじゃないかな」
 先日初めて百貨店のメンズ館に足を踏み入れたそうだ。そこで目にしたのは、販売スタッフも客も誰もがお洒落できちっとした空間だった。
 「ここはすごいなと思ったんです。社会全体がこうなったら平和でいい(笑)。気持ちの余裕を持ってまず自分を大切にして、相手にも気を遣っていったら、世の中は楽しいし住みやすくなる。争いなんか起きませんよね」
 鈴木さんはそんなファッションの可能性を信じている。

わたしが考える頭のいいスタイルの男

グレン・グールド
「髪はクチャクチャなのに、必ずジャケットを着ていて。スーツの崩し方とかカッコいいですね。お洒落は個性でもあり、その人らしさだと思います。それと実在しないけど、スタイルでは『ハートカクテル』の男の人。清潔感があって、センスを感じる。愛用品を好きで選んでいる感じが素敵です」

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