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ブライダル業界・革命!快進撃には理由がある――「スマ婚」大ヒットの法則|vol.1「誕生秘話・スマ婚とは何か?」

ブライダル業界・革命!快進撃には理由がある――「スマ婚」大ヒットの法則|vol.1「誕生秘話・スマ婚とは何か?」

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従来の高すぎる日本の結婚式に疑問を呈し、余分なマージンと不透明な料金設定を徹底的に排除。“結婚式費用約半額”を実現して、今急成長を遂げているスマート婚「スマ婚」。2009年にサービス開始以来、2年間ですでに約5000組以上もの式をプロデュースする実績を持つ。従来のブライダル業界の常識を覆し、改革断行に挑む「スマ婚」を生んだメイション・七田幸彌氏に登場いただき、そのヒットのからくりと今後の新しい結婚式のカタチを問う。
七田幸彌社長 「お金がないと結婚式ができないなんて、おかしい」
KOYA SHICHIDA

1975年、三重県出身。三重大学教育学部卒。卒業後、米国イリノイ州立大学にて会計学を学ぶ。日本に戻ってから営業職の分野でキャリアを積む。その後3年にわたり海外を放浪。放浪中に当時社長であった旧来の友人から頼まれメイションに入社。2009年「スマ婚」事業を立ち上げ売上を順調に伸ばし、'10年メイション社長に就任。誰もができる結婚式実現のために奔走。

挙式と披露宴が従来の約半額に!

 スマ婚16.8万円──。最近、電車に揺られているとステッカー広告がよく目につく。あまりの安さに、結婚式がなぜこんなに安くできるのか、一体どんなシステムなのかと、興味を持った人もいるに違いない。
 日本人の誰もが恐らく、疑問を感じているのがこの結婚式にまつわる諸費用だ。2011年に首都圏で結婚式を挙げた人の平均費用は356万7000円(ゼクシィ調べ)。だが、そもそもなぜ結婚式に約400万円近くもの資金が必要なのか。この不況下、結婚自体を諦めようとする若い人たちも多いと聞く。そんな嘆かわしい状況に疑問を持ち、「誰もが結婚できる世の中に」と、結婚式・披露宴を安く挙げられる「スマ婚」を立ち上げたのが、メイションの七田幸彌社長だ。では、具体的にスマ婚とはどんなものなのか。
 「従来のブライダルの余分なマージンを徹底的に排除し、適正価格を追求したスマートな結婚式のことです。最初に必要な自己資金は、16万8000円のみ。でも、これまでと同じクオリティの挙式と披露宴が従来費用の約半額で実現します」
 スマ婚の事業モデルでは自社会場を持たないため、設備投資費用をカットして顧客への見積りを軽減。他の挙式プロデュース会社と違ってこの部分の利益率は落とすが、代わりに顧客組数を増やす“薄利多売”法で事業モデルを確立した。しかし内容は、ホテルや披露宴会場と提携して従来通りの品質を保持している。さらに、スマ婚の特長は結婚式総費用を半額にというだけでなく、顧客に嬉しい6つもの特長が続く。

1.後日精算が可能に→ご祝儀で残金を期日までに支払えばよい。
2.全国各地でさまざまなスタイルの式場と提携→自分たちの望むウェディングスタイルにふさわしい会場を選ぶことができる。
3.担当者はブライダル経験豊富なプランナー→理想のウェディングがかなう。
4.ドレスや引き出物などアイテム類の持ち込み料が無料に→自由にアイテムを選べる。
5.最短1カ月前の申し込みも可→おめでた婚など準備期間があまり取れない二人でも安心。
6.見積りは初回の打合せ時に一番かかる場合の最高値を提供→追加料金がないから安心。

 結婚業界にまったく縁のなかった七田氏が友人に頼まれ、結婚式の2次会幹事代行サービス「2次会くん」の事業に加わったのが約5年半前のこと。それから1年もしないうちに、「結婚式をしたいんだけどそれもやってもらえないか」という電話が全国から1日3、4件かかってくるようになった。だが、あくまで自分の仕事は「2次会代行」。披露宴や挙式とは専門性が異なる。また、人生最良の日に何か問題があったら家族親族にも申し訳が立たない。そんなことから結婚式関連の相談は全部断っていた。でもなぜ、これほど多くの人たちが電話をしてくるのか。理由を聞けば、誰もがみな「お金がないから」と答えた。
 これはおかしい。なぜ結婚にそれほどお金がかかるのか、どうしても調査したくなった。そして関係業者に話を聞き始めると、常識では考えられないようなことがたくさん出てきた。例えば、披露宴会場からドレス業者への紹介マージンは約5割。着たい衣装を持ち込もうとすると発生する“持ち込み料”は、式場専属の業者だけを客に選ばせるようなもの。客に選択の自由もなければ、多くの業者が自由競争する機会もない。また結婚式のローンにも疑問だった。お金が本当にかかるのは、結婚した後に始まる生活なのに。
 ブライダル業界は他業界と比べて利益率が高い。一部が儲かる仕組みができている。関わる業者からも多くの不満を聞いた。

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