ゲーテ リビング

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仕事を極めた者たちの究極空間! 人生を謳歌(おうか)する家 NIPPON Vol.01

仕事を極めた者たちの究極空間! 人生を謳歌(おうか)する家 NIPPON Vol.01

贅沢なギャラリーでありながら、居心地のよい居住空間でもある

 そして1階へ。吹き抜けのエントランスには、馬の絵が描かれたグランドピアノが鎮座する。
 「茶色のアンティークのグランドピアノを妻が持っていたんですが、オリジナルのピアノに変身させたかったので色を塗っていい? と聞き、カスタムペインターの倉科昌高さんにお任せしました。これ、全部解体してペイントし、再度組み立てたそうです」
 そして階段を上った先には、ゲストをもてなすリビングルーム、ダイニングルーム、そしてテラスルームがある。ゲスト用のダイニングテーブルも森田氏のデザインだ。
 「手元にクリスタルがあったんで(笑)、ばらまいてキラキラにしちゃおうと。椅子はオランダのマーティン・バースのスモークチェア。木をいったん燃やして炭化させ、ワックスで固めたものなんです」
 リビングにもアトリエ同様エルメスのスカーフが並ぶ。
 「これは僕が持っていたスカーフと奥さんの持っていたものをリサイクル(笑)。並べたら彩りもキレイだし、じゃあ、額装しちゃおうと。スカーフは最も身近なアートのひとつですね」
 3階はプライベートエリア。夫婦で食事をするダイニングスペースには愛猫たちのキャットタワーも。さらにバスルームやベッドルームといったプライベートな空間が広がる。今現在もラスベガス、マイアミ、カタール、ロシア、香港、中国、台湾など、さまざまな国でのプロジェクトを同時進行させている多忙な森田氏に、ここでゆっくり過ごせる時間はあるのだろうか?
 「年間100日は海外です。でも3分の2は自宅で過ごせます。家では可能な限り、1日1回はお湯を溜めて風呂に入ります。あとはアトリエで仕事と関係のない本を読む。ホテルのフリーペーパーやファッション誌が多いかな。それと猫たちと戯(たわむ)れるのが、僕のリラックスタイム」
 多忙なクリエイターの目下の悩みは増え続ける本。
 「僕は幸い欲しいと思う物はコラボさせていただけたり、自分で作ることができる。だから家に不満はないんです。でもこれ以上物が増え続けるのは……。どうしましょうね」

「倉科さんにお任せしたら、白馬が描かれ、金箔が施されて返ってきました。蓋を開けると馬が振り返るという仕掛けも」
エントランスのライトはエルメスのスカーフを2枚つないで作った森田氏の作品 とてもウォークインクローゼットに見えない空間

1.「倉科さんにお任せしたら、白馬が描かれ、金箔が施されて返ってきました。蓋を開けると馬が振り返るという仕掛けも」。2.エントランスのライトはエルメスのスカーフを2枚つないで作った森田氏の作品。3.とてもウォークインクローゼットに見えない空間。 奥の写真が貼られた壁は、すべてドア。

プライバシーが確保され、外を眺めながら楽しめるバスルーム

プライバシーが確保され、外を眺めながら楽しめるバスルーム。キラキラと輝くのはタイルに混ぜたプラチナ。

Photograph=高島 慶(Nacasa & Partners) Text=今井 恵 写真提供=Nacasa & Partners
*本記事の内容は13年8月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい
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