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Dual Life|本田直之

Dual Life|本田直之

死んでも「忙しい」と言わない男のデュアルライフ 個人サバイバルの時代を生き抜くための自己訓練と自己投資

死んでも「忙しい」と言わない男のデュアルライフ 個人サバイバルの時代を生き抜くための自己訓練と自己投資

100年に一度の大不況といわれるなか、「不況が好き」と公言し、「ピンチこそチャンス」と語る、ベストセラー『レバレッジ・シリーズ』で知られる本田直之氏。合理的でムダをとことん嫌い、ハワイと東京でデュアルライフを送る――そんな本田の思考に迫った。
講演会やビジネス書著者会でコントリビューション
講演会やビジネス書著者会でコントリビューション
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1・2.昨年末に丸善 丸の内で開催されたセミナーは、初めて夫人の田島弓子さん『ワークライフアンバランス』著者)と共同で行った。3.本田が主催するビジネス書の著者とマスコミ関係者を集めたパーティー。ベストセラーの著者も大勢参加する。自分が相手に何をできるかを大切にしている本田は、こういった活動を通して人脈を築く。
丸善 丸の内で開催されたセミナーは、初めて夫人の田島弓子さん『ワークライフアンバランス』著者)と共同で行った。
自分が相手に何をできるかを大切にしている本田は、こういった活動を通して人脈を築く。
 いつ見ても、どこで会っても、忙しそうな様子がまるでない。時間に追われ、「間に合わない!」と焦る姿など、目にしたことがない。サーフィンを楽しみ、体を鍛え、徹底した多読を欠かさず、ワインとともに仲間と語らう。
 余裕にあふれたそのさまは、加速する時代のなかでいささか現実離れした「理想像」にすら映る。まるで神からたったひとりだけ選ばれ、1日24時間以上を与えられた人間のごとく。
 これが多くの人が語る「本田直之像」だが、当然、彼の持ち時間も1日24時間。また、優雅な「プチ・リタイア生活」を送っているわけでもない。ハワイと東京のふたつの拠点でデュアルライフを送る本田の日々は密度が濃い。むしろ人の何倍も、さまざまなタスクをこなしているといえよう。
 2006年暮に『レバレッジ・リーディング』を上梓。わずか3年で11冊を執筆し、累計87万部のベストセラーに。執筆活動や国内外での講演、これだけでも多忙を極めて当然なのに、レバレッジ・コンサルティングの経営者という顔ももつ。さらに日米のベンチャー企業4社に取締役として経営参与し、ベンチャー企業6社への資本参加も行っているとなると、「いったいどんな魔法があるのか?」と首を傾げたくなる。
 だが、本田自身はごくあっさりと言う。「すごく単純な話で、僕は昔から、死んでも『忙しい』と言わないって決めてるんですよ(笑)。ビジネスパーソンであれば、やるべきことがたくさんあって当たり前。時間があり余ってヒマな人なんて、いるわけないでしょう?就任の1ヶ月ほど前、ハワイのゴルフ場でオバマ大統領を見かけました。スケジュールは分刻みで次の予定があるらしく、コースの途中で切り上げたんです。SPやスタッフが、早く移動の車へと急(せ)かしているのは傍目(はため)にもわかるんですが、オバマ大統領は全然、慌てない。それどころかまわりの人たちに声をかけ、握手をする時間はしっかり取っているんですよ。どんなに1日のタスクが満載でも、自分の時間を自分でコントロールするという意思が彼の底力のひとつなんだろうと、その時に思いましたね。いくら『忙しい』といっても、アメリカ大統領より忙しい人はいないでしょう。だいたいオバマは、『最近、忙しくて大変だ』なんて愚痴をこぼすヒマもないと思いますよ(笑)」
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