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KRUG Mission Krug Garden “真夏の夜の夢”のような宴

KRUG Mission Krug Garden “真夏の夜の夢”のような宴

真夏の太陽がビルの向こうに沈む頃、六本木の某所にクリュッグラバーが集った。究極のシャンパーニュには人々をつなぎ、幸せをもたらす魔法の力があるのか?
究極のクオリティへの夢が、グランド・キュヴェを生んだ
究極のクオリティへの夢が、グランド・キュヴェを生んだ

 「1800年生まれの私のひいひいひいお祖父さんがクリュッグ社を創業したとき、彼は既に43歳でした」
 オリヴィエ・クリュッグはグラスを手に立ち上がると、そう話し始めた。『ひいひいひいお祖父さん』の部分だけは日本語だった。ひいお祖父さんは曾祖父だから、ひいが3つで彼の5世代前の先祖ということになる。
 「彼は当時のフランスで最も大きなシャンパーニュメゾンで働いていたのですが、満足ではなかった。自分の思うシャンパーニュを造れなかったからです。天候に恵まれた年には偉大なシャンパーニュができるけれど、そうでなければ凡庸なシャンパーニュになる。彼には、それが許せなかった。ブドウの出来のいい年も悪い年も、飲む人を感動させる最高のシャンパーニュを造ることが彼の夢で、自分ならそれができると確信していたんです。現代の43歳は若者と呼んでもいいかもしれませんが、1800年代の43歳は引退を考えてもおかしくない年齢です。けれど彼は自分のヴィジョンを追求することを選びました。その会社を辞めて、自分で小さなシャンパーニュメゾンを立ち上げたのです。それがクリュッグの始まりです。彼はシャンパーニュ造りの常識を一から徹底的に見直して、最高のシャンパーニュを造るためには何をすればいいかを研究しました。その長い試行錯誤の末に完成したのが、皆さんの前のグラスを満たしているグランド・キュヴェというわけです。このシャンパーニュを今宵皆さんと一緒に分かち合えることを私は心から誇りに思います。それでは、乾杯しましょう!」

 場所は、東京・六本木の某所にある店の屋上。真夏の強烈な太陽がビル群の向こう側にようやく沈み、涼しい風が熱風にとって代わる頃、クリュッグ・ミッションと名づけられたその秘密の集いはスタートした。
 ホストはヨーゼフ・クリュッグから6代目にあたるクリュッグ家の現当主、オリヴィエ・クリュッグ。彼の招きでその夜も、さまざまな分野で活躍する、クリュッグを愛するクリュッグラバーの面々が集まった。ドレスコードは和装。キリッと帯を締めたゲストたちが360度広がる夜景と、夏の夜風に目を細める。会場となった店の屋上には、この日のためだけにみずみずしい芝が敷かれ、シンプルながらも上質で涼しげなテーブルセットに、クリュッグのロゴ入りの提灯が夜空に可憐に浮かび、伊勢エビや地鶏、牛肉の焼ける芳ばしい香りが漂う。けれど香りの元はそれだけではないようで、それにしてもなんていい香りなんだと鼻をひくつかせていると、テーブルに運ばれてきたアペリティフは、なんとトリュフをどっさりとのせたポップコーンだった。

“真夏の夜の夢”のような宴

オリヴィエ・クリュッグ。

オリヴィエ・クリュッグ。クリュッグ家6代目当主。親日家でもある。

“真夏の夜の夢”のような宴 “真夏の夜の夢”のような宴 “真夏の夜の夢”のような宴

1.今宵の主役、クリュッグ! 2.スタッフに紛れたプロの歌い手による、オペラのサプライズ。3.クリアなテーブルセットとクリュッグのロゴ入りの提灯の演出が心憎い。

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