オーナーの福島直樹さんは、カリスマ店舗プロデューサー。今はなき原宿の『オー・バカナル』の雰囲気からサービス、料理まで圧倒的にパリ、という世界観を緻密に作り上げた人物だ。独立後、いくつもの店舗を手がけるなか、5年ほど前に「自分の原点、居場所にできるような店をやりたくて」とこの店を開いた。選考委員は皆、『オー・バカナル』時代から福島さんのファンで、15年、20年と通っている。
「パリの街角の陽だまりのように、温かみ溢れる空間。福島さんの愛のかたまりですね」(鈴木氏)
「実に福島さんらしいエスプリが詰まっている。フランス語で“ごった煮”という意味の店名どおりいつも活気に溢れて、ゲストとスタッフが渾然一体となって時間が過ぎていく」(遠藤氏)
パリさながらのビストロがいかに増えてもこの店が断トツの支持を受けるのは、流行ではなく“ビストロの普遍性”を追求し、何を大切にすべきかを徹底しているから。
「仕事を終えて、お腹空いた?という時、予約なしでふらりと立ち寄れる。ガッツリ食べて飲みたい方も、2軒目でつまみながら一杯という方も大歓迎。価格も含めて使い勝手のよさを感じていただければ本望」と福島さん。食材やワインも「ビストロならここまで」とトリュフや天然のジビエ等は使わず、ワインも5000円までのものを充実させている。
「ビストロの定番、ステーキ&フリットのポテトがお皿からこぼれるような盛りがいい。ほとんど造り手から直輸入のワインもリーズナブル」(友田氏)
さらに、『バカナル』時代から福島さんの薫陶を受け、惚れ込んでついてきたスタッフたちの絆、「お客様との信頼関係を築いていきたい」という想い溢れるサービスも心を捉える。
「スタッフがいつ行っても替わらないのも嬉しい。ひとりひとり個性があって通うほど楽しみは増す。“白ワインと赤ワインをボトル半分ずつで料理と合わせたい”などのわがままへの臨機応変な対応もありがたい」(藤田氏)
ツウになるほど満足度も高くなる、ツボを押さえたサービスと料理。日常を豊かにする語り継がれるべき名店だ。
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店のコンセプトを皆様が深く理解してくださっていてとても嬉しい。食事に行こうという時、頭に浮かぶ一軒になれるよう今後も頑張ります!