だんぜんブルゴーニュのレア物
週に5〜6本
1973年福井県生まれ。インターネット総合企業、サイバーエージェントを'98年に設立。2000年、史上最年少の26歳で上場を果たした。ブログ「渋谷ではたらく社長のアメブロ」が人気。
東京タワーの見えるリビングで、豊かなブーケを味わう。もっぱら赤だが、最近は白にも興味津々。
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ワインの沼ほど落ちると危険なものはない。それでもボルドーならばわずかに救いがあり、沼から這い上がることもできる。なぜなら、ボルドーワインに使われるカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローといった品種であれば、カリフォルニアの一部希少なものは別として、他の産地でかなり美味しいワインがよりリーズナブルな値段で提供されているからだ。しかし、ブルゴーニュの沼に一度はまると、そこから抜け出すのは難しい。ブルゴーニュワインを生み出すピノ・ノワールという品種は、それ自体がミステリアスなもの。ブルゴーニュ以外の土地ではその特性を容易に発揮せず、また熟成が最高潮に達した時の艶かしさたるや、他に比べようもない。しかもブルゴーニュは、同じ名前の畑に何人もの造り手がいて、香りも味わいも微妙に異なる。それがまたマニア心に火をつける。
そんなブルゴーニュの深い沼に見事ハマってしまったのが、インターネットメディア企業の雄、サイバーエージェントの藤田晋社長。
「最近、高齢のコレクターの方からまとめてワインを譲っていただいて、結局、セラーを1台増やすことになりました」と頭を掻く。
手に入れたコレクションは飲み頃のブルゴーニュを中心に約70本。自宅にはこのほかにも、お宝ブルゴーニュのセラーと日常用ワイン(といってもアンジェロ・ガヤのバローロ・スペルスなどのプレミアムなワイン)のセラーがあり、さらに軽井沢の別荘にも200本ほどのワインが寝かされているという。

自宅にはセラーが3台。一番大きいのは最近入手したコレクションのために増やしたもの。小型の1台はロマネ・コンティやリシュブールなどお宝用。もう1台はデイリーユース用。