その美が深ければ、深いほど、私たちとの隔たりは少ない──柳宗悦による「工藝の道」からの一節である。民藝運動を主導し、暮らしの中にある工芸(民藝)に美を見出した偉人。先の一文は器に関するものなのだが、生活の中にある道具すべてに通じる美の真理だとも解釈できる。それは現代社会において、もっとも密接に生活を共にしているであろう道具、携帯電話にも相通じる。
NTTドコモから発売された「PRADA phone by LG」を手にすると、細部にまで手を抜かぬ美しさを湛え、使い手との高い親和性が保たれていると感じる。その名の通り、プラダとコラボレーションしたLG製のスマートフォンは、黒を基調としたシンプルなフォルムがまず目を惹く。作り込みは極めて丁寧だ。背面パネルはプラダを象徴するサフィアーノレザーパターンの質感を忠実に再現。キーボタンは削り出しのメタル製で、繊細なスピネル仕上げを施すといった具合に。ほかにもイヤホンジャックはシルバーで縁取りし、Micro USB端子は同じくシルバーのスライド式カバーを備えるなど、細かな箇所にまで気配りされている。これら各ディテールが持つ高い質感は、高級カメラやHi-Fiオーディオ、機械式時計といった男性好みな“道具”が宿す上質さに通じ、他のスマートフォンにはない愛着と誇りを使い手に与える。
4.3インチ高精細IPS液晶による鮮明な高画質や、デュアルコアCPUがかなえる超高速な処理能力など、スマートフォンとしての実力も秀でる。「おサイフケータイ」や「ワンセグ」に対応し、使い勝手でもユーザーとの“隔たりは少ない”。
PRADA phoneは、美と機能とで上質な暮らしに寄り添っている。