ウェブゲーテは日経電子版とのコラボレーションサイトです

山中伸弥「研究者魂 経営者脳」Study11

「研究者魂 経営者脳 ~iPS細胞実用化を目指して~」
文・山中伸弥

(C)京都大学iPS細胞研究所
研究者として所属する、米・グラッドストーン研究所の自身のオフィス。1カ月に1度はサンフランシスコのこの地へ。

もうひとつの理由としては、日本に寄付文化を根づかせることです。アメリカの大学や研究所のトップは業務時間の大半を寄付募集に費やしています。寄付集めの専門家"ファンドレイザー"を雇用するだけでなく、さまざまな業務があるなかで寄付募集を優先し、トップ自らが行動しているのです。スタンフォード大学は年間1500億円を超える寄付を集めていますし、その寄付を運用して運用益を確保しています。アメリカの大学運営に比べると日本の大学は出遅れているように感じます。そのため、CiRAの所長としてiPS細胞研究基金への寄付募集を周知するのを目的に取材は時間が許す限り受けています。

寄付募集のためのマラソン大会出場も恒例となりました。実は20代の時にも数回フルマラソンに挑戦したことがあるのですが、いつも途中から歩いていました。6年前にマラソンを再開し、20代の自分に負けない記録でゴールして以来、すっかりマラソンの虜です。

7月23日には国外で初めてサンフランシスコマラソンに挑戦しました。素晴らしい景色を期待していたのですが、当日は深い霧と強風。加えて、金門橋でのペース配分にも失敗し、名物の坂にも苦しめられました。どんどん追い越され心が折れそうになりましたが、何とか完走できました。これに懲りず、11月26日開催の大阪マラソンに今年もチャリティアンバサダーとして出場します! 読者のなかにも参加される方はいらっしゃるでしょうか。京都の夏は厳しいのですが、暑さ対策を忘れずに、昼休みを利用して地道に練習しています。

Let’s SHARE:

共有

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • この記事をmixiチェックに追加
  • この記事をLinkedInに追加
閉じる

Illustration=松本孝志

*本記事の内容は17年8月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)