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ハリル監督と松嶋シェフ 異業種対談

世界で戦うためのマネジメントの極意
日本人の優しすぎるメンタリティーが問題だ!

「技術を教えることより、
メンタリティーを変えることのほうが難しい」

ハリル 日本人はよく働くし、練習も熱心。でも勝利への執着心が足りない。世界の舞台では、みんな反則ギリギリのずる賢い戦いをしてくる。メッシもC・ロナウドも上手いだけでなく、勝利に対して常にアグレッシブ。日本人にはそれが足りない。フィールドで優しく礼儀正しくしていても勝利は摑めないんだ。

松嶋 海外でプレーしている選手はどうですか?

ハリル 海外でプレーしても日本人のメンタリティーはなかなか変わらない。強い意志で殻を破るような選手がいないんだ。

松嶋 若い選手、例えば19歳でスイスに渡った久保裕也選手などは、違うメンタリティーを持っている気がします。

ハリル 確かに彼は他の選手とは少し違う。でも彼ひとりでは意味がない。チーム全員が同じ目標に向かって、同じ強い気持ちを持たなければ、世界で戦うのは難しい。日本代表は、まだその進化の過程。もう少し時間が必要かもしれない。

松嶋 日本を変えるため、選手の気持ちをひとつにするためにやっていることはありますか?

ハリル ひとりずつにメッセージを渡したり、壁をなくすために冗談を言って話しかけてみたりしている。私自身を知ってもらうと同時に、彼らの人間性を引き出したいと思っているんだ。最終的に強いチームワークを生み出すには、人間性の理解も大切だからね。

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Text=川上康介 Photograph=川口賢典

*本記事の内容は17年7月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)