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軽井沢にあるネットワーキングの家

建築とワインで人と人をつなぐ軽井沢の家
外資系投資会社代表取締役社長 Y邸

対して東京はメインの仕事の場。では軽井沢はというと、位置付けは、はっきりしている。

「ネットワーキングの場です。今、軽井沢は単なる避暑地ではなく、社交クラブのような役割を担う日本で唯一無二の場となっています。軽井沢は代々別荘を持つ方と、自身で起業して家を持つようになった方、ふたつの層に分かれていまして、私はどちらにも属さないけれど、いずれの層にも友人知人がたくさんいる。うまく仲介役を果たして、彼らのネットワークを広げる一助になれば。仕事柄もあるのでしょうが、自分の主張を実現させるよりも、何かをつなぎ増やすことに関心があります」

2階部分に設けられたリビングスペースから玄関ホールを見下ろす。ここも開口部を大きく取り、屋外とつながりを持たせている。

会話が弾む仕かけを
そこかしこに設置

用途の明確さは、建築コンセプトの明快さにもつながる。

「設計の際にお願いしたのはまず、土地のポテンシャルを最大限に引き出すこと。カラマツやモミジの美しい木立に囲まれた環境をたっぷり享受できる、開かれた家にしたかった。そして何より、ゾーニングをきちんとしました。ネットワーキングの場としてのパブリックゾーンと、プライベートゾーンを完全に分けた。結果、建物は上から見てL字型となりました」

パブリックゾーンとしてのリビングスペースは、徹底して「客人ファースト」の設(しつら)え。多人数でのミーティングやパーティーに無理なく対応できるようひと連なりのスペースを確保し、ダイニングテーブルやソファは大きめのものを置く。部屋の両側にあるテラスの木製手すりは、上部が平らになっており、横幅が約25cmもある。

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Text=山内宏泰 Photograph=高島 慶(Nacása & Partners)

*本記事の内容は17年7月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)