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熱海の高台に建つ景色と一体化した家

景色と家具とアートが一体化した端正な海の家
エンジェル投資家 島田 亨氏邸

絵画のようにフレーミングされた美しい空と海

プールつきのテラス。東京よりも温暖なので5月を過ぎればもうここで泳ぐこともあるとか。

白をテーマカラーとした主寝室。カーテンはついているものの、ほとんど遮光をしない。習慣として日の出とともに起床する。熱海では、意識せずとも健康的な生活になっているのだとか。

「友人の軽井沢の別荘を訪れた際に、その建築の美しさに感銘。坂倉先生に海のロケーションでやっていただけたらどうなるだろうという思いがありました。結果、海という借景を見事に取り入れて、居心地のいい空間をつくり上げることができました」

島田氏が熱海で試みたことが、もうひとつある。家具やインテリアを、建築と一体化させていこうというものだ。

「日本ではどうしても、できあがった建築に合わせて家具を用意していくことになりがち。欧米の建築は、設計段階からどんな家具で家を彩るかをきちんと考えていく。その流儀を採用したかったんです」

そこで家具はアルフレックスにすべてのコーディネートを依頼。ソファ、テーブル、ベッドなどの種類や素材感はもちろん、高さにまで配慮しながら設計を進めていった。

「大きな成果を得たと思います。ソファに身を沈めた時、ちょうど視線の位置にプールと水平線が広がったり、ベッドから起き上がった瞬間に一面の海が視界に入ったりと、心地よさの質が段違いなのは明らかです」

壁を飾るアートからカトラリー、バーベキューの際に使う紙皿にいたるまで、アルフレックスの専門家によりトータルでのコーディネート。細部にまで気配りを行き届かせた結果、非常に完成度の高い住宅が現出した。

どんなに忙しい日々を送っていても、熱海に来ればこの完璧な環境のおかげで、スロウな時間を持つことができ、心身のバランスを整えられるという。

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Text=山内宏泰 Photograph=藤井浩司(Nacása & Partners)

*本記事の内容は17年7月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)