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さだまさしの度肝を抜いた熊本のバー

酒の渚 さだまさし
『ぷれいやぁず』(1) 博打の横顔

カードを一枚を選ばせ、それを戻して切り、ゆっくり開いたら、選んだカードはその中になく、気づいたら何故か天井に張り付いている訳だ。

「あれまあ、こんなところに」

ぼやきながらマスターがカウンターから出てきて脚立を出し、天井のカードを剝がす。

これで見知らぬ者同士の会話の花が開き、酒の交歓会が始まる。

昭和の酒場は客同士の体温の交流こそ大切な物のひとつだったのだ。

歳も経験も違う者同士が酒の渚で共に語り合う。

知らないことを教わり、知っていることを教えて会話が花開く『学舎』のひとつだった。 

良き時代だったと思う。

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Illustration=粟津泰成(YASUNARI AWAZU)

*本記事の内容は17年6月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)