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松浦が考える充実したエンタメ街とは

素人目線 松浦勝人の生き様
──巨大エンタメ街、出現!?──

基本になったのは「花火エンタテインメントを多種多様な視点で体験しよう!」という考え方。一般席のSTAR SEATは8000円で、実質的な指定席。ゆったりと見ることができ、席取りの必要もない。さらに、寝そべって見ることができるBED席、食事やお酒を楽しみながら見ることができるDINNER席、そして限定席のBIG CUSHION席を用意した。さらに、ULTRA JAPANで好評だったVVIP席のような限定席を、STAR ISLANDにも設けた。チケット代は高価にはなるけど、それ以上に価値のある環境でイベントを楽しんでもらえる。

もちろん、花火なので、会場の外から見ることもできてしまう。外から見るのだったらタダ。でも、そっちは混雑してぎゅうぎゅう詰めだし、道端にでも座り込むしかない。自分のクルーザーで海浜公園近くまでやってきて花火を見物したり、ヘリコプターをチャーターして空中から楽しんでいた人もいたそうだ。でも、外から見たら、STAR ISLANDの本当の楽しさはわからなかったと思う。会場に約230台のスピーカーを配置して、3Dサウンドを流し、音楽とパフォーマンスと花火をシンクロさせた。会場の外では、音楽が聴こえないし、花火の音にかき消されてしまう。会場の中にいる人だけ、完璧なパフォーマンスを楽しめる仕かけだ。 

イベントは、入場料とスポンサーシップで採算が成り立つようにしたので、会場の外にタダ見の人が何人いても関係ない。むしろ、「来年は会場の中で見たい」と思ってくれただろう。それでいい。

最初に企画がでてきた時は、「お台場海浜公園を丸ごと借り切るなんて、無理じゃないか」と思った。周辺への騒音対策が不可能なんじゃないかという話があったからだ。でも、無理、ダメと言っていたら、何も新しいことはできない。無理なことをどうやれば可能にできるかと考えていかなければいけない。やってみれば、簡単ではなかったけど、STAR ISLANDもこうして成功させることができた。

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Text=牧野武文 Photograph=有高唯之

*本記事の内容は17年6月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)