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ダンサーを解放するセルゲイ・ポルーニン

滝川クリステル いま、一番気になる仕事
ダンサー セルゲイ・ポルーニン

セルゲイ 「プロジェクト・ポルーニン」は、才能に対して不寛容な現状のシステムに対抗する組織を目指しています。ダンサーの地位を確立できれば、バレエ団を出ても多様な活躍の場が見い出せますし、若手の指導者として力を発揮することもできます。今のような「引退したらおしまい」では酷すぎる。

滝川 日本では熊川哲也さんもダンサーをサポートする活動をされています。セルゲイさんは熊川さんをリスペクトなさっているというお話も聞きました。

セルゲイ はい。熊川さんはロイヤル・バレエ団の先輩でもあり、スクール時代から知っていました。自身のバレエ団やスクールを設立し、女性ダンサーの待遇も変え......本当に素晴らしいです。多くのインスピレーションをもらっていますし、ずっと注目している憧れの人です。

滝川 セルゲイさんのダンスは、歌手ホージアの「Take Me To Church」のミュージックビデオでバレエファン以外にも広く知られました。2015年に公開された映像はYouTubeで2000万回以上再生されています。でもあの時にまさか、引退を覚悟されていたとは。踊りながら、限界を感じていたのか。あるいは希望を感じたのか。当時の心境を教えていただけませんか。

セルゲイ 踊り始めは、ダンサーとして最後の踊りにするつもりでした。でもその決意は踊りながら形を変え、終わる頃には、自分はまだやめられないとわかりました。ある意味、やめられるかどうかを自分に問いながら踊っていた気がします。

滝川 引退する場合は、俳優の道に進むことを考えられたと。

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Text=藤崎美穂 Photograph=斎藤隆吾 Hair & Make-up=野田智子 

*本記事の内容は17年6月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)