ウェブゲーテは日経電子版とのコラボレーションサイトです

ダンサーを解放するセルゲイ・ポルーニン

滝川クリステル いま、一番気になる仕事
ダンサー セルゲイ・ポルーニン

『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン世界一優雅な野獣』
監督/スティーヴン・カンター 配給/アップリンク、パルコ
7月15日(土)よりBunkamura ル・シネマほか全国順次公開。

類いまれなる才能を持ち、19歳で英ロイヤル・バレエ団の史上最年少プリンシパルとなったセルゲイ。しかし問題行動も多く、2年後の電撃退団は世界中を騒がした。本人や家族、関係者のインタビューから見えてくる彼の本当の姿とは──。

セルゲイ ええ。イーゴリは僕をひとりの人間として見てくれた最初の人で、今でも何かと相談に乗ってくれるゴッドファーザーみたいな存在です。幼くして両親と離れた僕は、それまで誰にも社会や生き方について教えられませんでした。ダンサーはみな幼い頃から厳しい練習に明け暮れ、外の世界を知らずに育ちます。すべてが自己責任で、アドバイスもなければ失敗した時のフォローもない。ですから体力の壁や怪我で引退すると、突然社会に放り出されて途方にくれることになる。

滝川 もしイーゴリ氏との出会いがなかったら......?

セルゲイ わかりません。私はとても「人の縁」に恵まれていると思うけれど、それでもだいぶ、遠回りをしてしまった。だからこれからのダンサーが同じように余計な回り道をしないよう「プロジェクト・ポルーニン」という組織を立ち上げました。これもイーゴリの広い人脈に助けられて実現したものですが。

滝川 具体的にはどのような活動をされるのでしょうか。

Let’s SHARE:

共有

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • この記事をmixiチェックに追加
  • この記事をLinkedInに追加
閉じる

Text=藤崎美穂 Photograph=斎藤隆吾 Hair & Make-up=野田智子 

*本記事の内容は17年6月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)