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第二回:王道ブランドは、やはり手堅い

CADによる設計技術の進化や工作機械の発達によって、多種多彩なデザインや機構の時計を作りやすくい時代になった。しかし最先端モデルが評価されると、今度はその対極に位置する王道ブランドも俄然気になってくる。丁寧に作られた正統派も、やっぱり魅力的だ。


王道ブランドなりのよさがある。

ゲーテ編集長 二本柳陵介

ゲーテ編集・池上雄太(以下、池上) いわゆる王道ブランドで気になったところはありましたか?

時計ライター・篠田哲生(以下、篠田) やっぱりパテック フィリップでしょうね。「クロノグラフ」は出色のできだった。インデックスにバゲットダイヤを使っているでしょ。以前ゲーテでダイヤモンド特集をやったじゃない。その時に"男の時計はバゲット"って記事を書いたんだけど、まさにその時の話がストンと腑に落ちるモデルだったな。

ゲーテ編集長・二本柳陵介(以下、二本柳) インデックスにバゲットダイヤモンドを使っているモデルって、そういえば少ないよね。

篠田 その希少性にも惹かれた。ダイヤルがブルーのグラデーションなんだけど、それがまた素敵なんだよね。

池上 ブライトリングはどうでしたか? 「スーパーオーシャン ヘリテージⅡ」に、チュードル製のムーブメントを搭載してくるというのは意外で驚きましたね。

ブライトリング「クロノマット JSP」

二本柳 あれは話題にはなるよね。値段的にも。でも僕は「クロノマット JSP」が好きだな。

篠田 日本限定モデルね。やっぱり"ライダータブ"が好きなんだよね。ブライトリングはブランド自体にファンが多くついているので、同じブランドを買い続ける人が多い。だからこういうオールドファンを喜ばせる戦略は上手いよね。

二本柳 ブレゲはどうでした? メンズモデルはちょっと少なかったけど。

池上 シンプルな「クラシック 7147」が素敵だった。

篠田 今年はエナメルダイヤルが多かったけど、ブレゲはやっぱり綺麗だね。スモールセコンド部分が窪んでいるから、優しくて綺麗な陰影が生まれている。あとは、A.ランゲ&ゾーネ「ランゲ1・ムーンフェイズ」が素敵だったな。ムーンフェイズ部分を二重構造にして、下がナイト&デイ、上がムーンフェイズで、刻々と移り変わる空の様子を表現している。

二本柳 やっぱり王道ブランドは、センスがいいよね。

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Text=篠田哲生

*本記事の内容は17年5月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)