ウェブゲーテは日経電子版とのコラボレーションサイトです

第一回:最先端モデルが面白い

第一回:最先端モデルが面白い

今や高級時計は嗜好品。実用性も無視してはいけないが、つけていてワクワクできる時計が気になる。素材や機構、あるいは大胆なコラボレーションを駆使した最先端モデルに3人は注目。さらに注目すべき、新進気鋭のブランドにも浮かび上がってきた。


結局、欲しい時計はあったのか?

篠田 まずは今年の総論ですけど、全体的に"粒が小さい"という印象だったかな。スイス時計業界の業績もよくないし、値段を重視して、派手な戦略をしないというか。

二本柳 だから買いやすい時計が多かったのは事実。今までゴールドケースしか出していなかったブランドからも、ステンレススチールケースのモデルが出ましたし。

池上 僕も2年ぶりにバーゼルとジュネーブの両方に行きましたが、華やかさは健在でしたね。時計市場の活況も感じました。

篠田 でも新作なのに、既視感があるというか、あれとこれのミックスね......、みたいな時計が多かったかな。

二本柳 その点では、「テクノロジー」に特化したモデルは楽しいよね。

池上 気になるブランドはありましたか?

篠田 「リシャール・ミル」が一番ワクワクさせてくれるよね。次は何してくるんだろうっていう期待があるし。

リシャール・ミル「RM 50─03トゥールビヨン スプリットセコンド クロノグラフ ウルトラライト マクラーレンF1」

池上 「RM 50─03トゥールビヨン スプリットセコンド クロノグラフ ウルトラライト マクラーレンF1」ですか?

二本柳 あのモデルはすごい。正直、何がすごいかよくわからないのがすごい。

篠田 さんざん資料を読んだけど、ケース素材のグラフTPTの全貌がまだ摑み切れていない。でもこの"よくわからない"っていうのも、リシャール・ミルのよさなんだよね。謎に包まれた秘密兵器みたいだけど、そこに夢がある。リシャール・ミルさんは、そういう夢の価値を知っているんだと思うな。

Let’s SHARE:

共有

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • この記事をmixiチェックに追加
  • この記事をLinkedInに追加
閉じる

Text=篠田哲生

*本記事の内容は17年5月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)

NOW ON SALE GOETHE GOETHE8月号
全国書店で発売中!

RANKING

INFORMATION