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山中伸弥「研究者魂 経営者脳」Study6

「研究者魂 経営者脳 ~iPS細胞実用化を目指して~」
文・山中伸弥

Study6「iPS細胞を使ったがん研究の現在地」

平尾誠二さんから学んだ、人を叱る4つの心得

世界にはまだまだ治せない病気があります。親交があったラグビー元日本代表監督の平尾誠二さんが患(わずら)っていたのは、胆管細胞がんでした。神戸大学医学部時代にラグビー部に入ったのは、実は平尾さんに憧れたのがきっかけです。数年前に仕事を通じて出会ってから、彼のかっこよさ、人柄に魅了され、大好きになりました。そして、心から尊敬していました。

同学年の彼が昨年10月に53歳の若さで亡くなり、一緒に呑んでいた時に教えてくれた、さまざまなことをよく思い返すようになりました。一番心に残っているのが「人を叱る時の4つの心得」です。

1 プレイは叱っても人格は責めない
2 あとで必ずフォローする
3 他人と比較しない
4 長時間叱らない

彼のような素晴らしい人と一緒に過ごすことができて本当に幸せでした。彼には感謝の気持ち、そして病気を治してあげることができなかったことへの申し訳ない気持ちがあります。

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Illustration=松本孝志

*本記事の内容は17年3月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)