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浅野忠信、中学教科書の音読で英語習得

唯一無二の挑戦STORY
浅野忠信(俳優)

集大成的な『沈黙』を終え、早くも始まっている次の挑戦は、20年以上ぶりとなる民放連続ドラマ『A LIFE~愛しき人~』への出演、つまりテレビである。「20代で多く出演したインディーズ映画が、ある時期から製作本数が減っていった。30代では思いもしなかったハリウッド映画に出るようになり、40代の今は、映画がiPhoneですら撮れる時代になっている。映画にも時代の流れがあって、もちろん今も映画館で観るのが理想ですが、それ以外でも楽しめるものも求められている。そんな変化のなかで僕自身がこれまでの映画の枠を飛び越えるために、テレビに向き合う必要があった。ここにきてテレビのやり方に対応するのは本当に大変なんですが、それも承知のうえ。町のおばちゃんに"見てるわよ"なんて言われる、僕はそんなふうにありたいんですよ」

だが本音を言えば、状況に「挑戦させられている」だけで、実はもっとゆるゆると生きていたいらしい。

「世の中が"挑戦する人がカッコいい"と言いすぎるから、僕みたいな人間は"怠けてちゃいけないのでは"とプレッシャーを感じちゃって。自分を挑戦へと鼓舞するなんて、頑張りすぎですよ。むしろぼーっと外を眺め、光や季節の匂いや風を感じて、楽しかった子供時代が蘇るような瞬間のほうが、僕自身は挑戦に前向きになります。深く考えず、流れに身を任せればいいか、くらいの気持ちにね」

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Text=渥美志保 Photograph=薄井一議

*本記事の内容は17年2月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)