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国産飛行機を開発中 サード社長の挑戦

唯一無二の挑戦STORY
佐藤勝之(サード 代表取締役社長)

サードと言えば自動車用のチューニングパーツ。特にマフラーは独自の触媒技術にて高評価を得ている。熟練の技術を誇る整備士やエンジニアがサードの躍進を支える。

水上で離着陸する軽飛行機を開発中

2015年に軽飛行機事業部を社内に設置した佐藤氏。独自開発の飛行機「SA4N」「SA6N」はレシプロ式エンジンを搭載し、レースカー譲りのモノコック技術と炭素繊維複合材を組み合わせた軽量ボディーが特徴だ。すでに福島県内の農道空港、ふくしまスカイパークに研究開発拠点を新設することが決定している。

「私が考えているのは、水上でのタキシング(自らの動力での移動)と離発着が可能な水陸両用の軽飛行機です。日本はグルリと海に囲まれた島国。と同時に大きな湖や川がたくさんある。日本は空港を自由に使うことが難しいので、水上をうまく使えたら、もっと飛行機が身近なものになると思います。ただ、安全性の面から日本では国の認可『型式証明』を取得するのが本当に大変。そのほかにも飛行禁止区域のハードルなど、クリアすべき問題は山ほどあります」 

しかし、佐藤氏は決して悲観することなく邁進(まいしん)する。夢の実現のため、思案を練り東奔西走し続けているのだ。

「嬉しかったのはレッドブル・エアレースで唯一日本人パイロットとして活躍する室屋義秀さんと知り合えたこと。世界クラスのパイロットから助言を受けられるようになり、さまざまなテストも非常に合理的に進められています。パイロットといえば、免許取得までの育成についても見逃せません。これについては日本体育大学の協力のもと、"ふくしまスカイパーク"にてパイロットを育てる講座を開けるよう行政が調整しています。

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Text=長谷川 剛 Photograph=坂田貴広

*本記事の内容は17年2月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)

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