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美輪明宏 文化を食べれば人生が見える

滝川クリステル いま、一番気になる仕事
シンガー・ソングライター、俳優、演出家
美輪明宏

三島由紀夫の傑作を
美輪さんが華麗に演出!

三島由紀夫作『近代能楽集』より、一幕物「葵上」と「卒塔婆小町」2作品を上演。美輪氏がこの2作品を選んだ理由は、宇宙の〈正負の法則〉の〈美と醜〉〈若と老〉に則った〈恋と愛についての物語〉だから。1996年、98年、2002年、10年に続く、待望の再演。
『葵上・卒塔婆小町』特設サイト
http://www.parco-play.com/web/play/sotobakomachi/

滝川 さまざまな人たちの多面的な側面を見てこられたから、本性がわかってしまうんですね。

美輪 それから、家にたくさんの本がありましたね。幼い頃から江戸川乱歩の『陰獣』や『人間椅子』や『屋根裏の散歩者』というような本を読まされて。でもおかげで、江戸川さんご本人に紹介された時に話が弾み、そのご縁で、江戸川さんの『黒蜥蜴(くろとかげ)』を三島さんが脚本になさった時に、私が演じるきっかけにもなったんです。それが大当たりとなって、私の財産となり、三島さんも喜ばれて。今回の『葵上・卒塔婆小町』も、『黒蜥蜴』終演直後に声をかけていただいたのが最初なんですよ。

滝川 待望の再演ですね。

美輪 この世の中に無駄な生命はひとつもなく、みんなお役目があります。「仕事」も天から授かった重要な責務。私がこの肉体や声を与えられたのは、それをもって人々を慰め、勇気づけるという義務を授けられたのだと思っています。そして人生において「完成」はありえません。私は今81歳ですが、一生勉強であり、挑戦ですね。

職員の方と話すなかで殺処分ゼロへの意識の高まりを実感。みんなで声を合わせていけば、優しい社会が実現するはず。

Christel's Times Monthly Column

昨年暮れ、個人的ではありますが、友人と一緒に全国の保健所へ電話をかけて「必要な物資」のリサーチを行いました。犬や猫を収容する保健所の多くはセメント床で、寒さをしのぐ術がありません。そこで毛布やタオルなどの寄付を呼びかけたところ、大きな反響が。小さな個人の声も、集まれば大きな力になります。最新情報はブログ、FB、インスタで発信しています。ぜひ支援をお願いします!

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Text=藤崎美穂 Photograph=御堂義乘 Styling=吉永 希 Hair & Make-up=COCO(関川事務所)

*本記事の内容は17年2月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)

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