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「星のや」海外へ 星野代表の挑戦物語

唯一無二の挑戦STORY
星野佳路(星野リゾート代表)

星のやバリへと視察にきた星野氏。名物カフェとなる、ジャングルに浮かぶように造られたカフェ・ガゼボ。

海外初の「星のや」開業。
そこにいたるまでの想い

ここ数年、右肩上がりが続く訪日外国人旅行者数。星野リゾートは、2016年にその挑戦の第一歩とも言える初の都市型旅館「星のや東京」をオープン。そして17年、海外初の星のやとなる「星のやバリ」をインドネシアのバリ島に開業した。

「バリを開業するなかで最もハードルが高かったのは、星のやバリのオーナーに、インドネシアと日本のあらゆる価格差を認識していただくことでした」 

星野リゾートはオーナー企業から運営を受託して、ホテル施設のデザインや企画から、オペレーションにいたるまでを行う。バリでは星のやの施設の設計やランドスケープのデザイナーは日本人。建設するにあたっては、なるべく現地のものを積極的に採用するのだが、どうしても日本から持ち込む資材も出てきてしまう。それが現地との物価の違いで、10倍近くの価格になってしまうことがある。

「資材もそうですが、旅行予約の主流となりつつある、インターネットの予約システムなどへの投資価格なども納得してもらうのに時間がかかりました。国が変わると、いろいろと考え方や事情も異なるものですよね」 

オーナーはインドネシア人。お互いが母国語でない英語での交渉は、無論、ひと筋縄ではいかなかった。

「オーナーとのリレーションは私の大事な仕事。時間はかかりましたが、ひとつひとつ丁寧に対応していきました」

過去、オーナーとの方向性にズレが生じ、うまく事ことが進まなかった施設もある。それらの経験から、オーナーとの関係の構築には、星野氏自身も手応えを感じられるようになってきたという。

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Text=今井 恵 Photograph=杉村 航

*本記事の内容は17年2月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)

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