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「ダメでもかわいい」イタリア車への愛

人生をより加速させる
私とイタリア車の偏愛履歴書

合理的かつ実用的な前輪駆動車にシフトしつつあったアルファ ロメオが久方ぶりに手がけた、贅沢でスポーティーな後輪駆動車。4.7リットルのV8エンジンを搭載し、2006年に全世界で500台の限定モデルとして発表された。「8C」も「COMPETIZIONE」もかつての名車のモデル名。歴史を上手に引用している。

解説すると、アルファのSZは名門カロッツェリア、ザガートがデザイン。欧州で「怪物」というあだ名で呼ばれたほど、カッティングエッジな形だった。

「父がこのSZを買って僕も乗りましたが、8Cと同じで速く走らせなくてもワクワクした」

速く走らせずとも楽しいスポーツカーとはどういうものか?

「スピードという数値で納得させるドイツ車と違って、形や音で楽しませてくれます。だから、銀座の中央通りでも楽しい」

ワクワクする音と形、確かにアルファはエンタテイナーだ。世界500台限定の希少車だが、「1億円でも売りません」ときっぱり。フェラーリにもマセラティにも乗ったからこそ、感情に訴えかけるイタリア車の味は、アルファが濃いと断言する。

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Direction=島田 明 Text=サトータケシ Photograph=隈田一郎

*本記事の内容は16年11月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)