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「ダメでもかわいい」イタリア車への愛

人生をより加速させる
私とイタリア車の偏愛履歴書

排気量4.5リットルのV型8気筒エンジンを搭載することが、「458」という車名の由来。ここに紹介した458スパイダーのほかに、クーペ版の458イタリアというモデルがある。F1マシンと同じく、エンジンがドライバーの背後に位置するミッドシップ車である。スイッチ類が並ぶハンドルなど、そこかしこにF1の香り。

落ち込んだ時がポルシェの出番かというと、そうでもない。

「おとなしく帰宅する時は静かで速い、出来のいいポルシェ。でも落ちこんでいる場合じゃない時には、フェラーリで高速を走って自分を元気づけます」

荒井さんがイタリア車に魅せられたきっかけはマセラティだ。

「学生時代は国産スポーツカーで飛ばしましたが、ドクターになって乗ったマセラティ222 4Vに驚きました。以前は速いとか曲がるといった機能に価値を見い出していましたが、マセラティは音や形、質感などの官能的な表現で訴えてきたんです」

荒井さんにとって、ドイツ車や日本車は便利な文明の利器。一方、イタリア車は心を潤す文化的産物なのだ。

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Direction=島田 明 Text=サトータケシ Photograph=隈田一郎

*本記事の内容は16年11月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)