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ベイスターズを変えた“若造社長”

売れる空気のつくり方
野球を通して街を創造する、池田式マーケティング

連日連夜、大盛況の横浜スタジアム。5年前、閑古鳥が鳴いていた頃とは大違いだ。人々の足をここに向かわせるものとは、何か。12球団の中で最年少の球団社長は、それを「空気」だと言う。大赤字から黒字化目前まで進んだ経営再建。「空気」で人を動かす究極のマーケティングとは。

横浜DeNAベイスターズ代表取締役社長
池田 純

JR関内駅のホームから南口改札に降りる階段途中の踊り場に、見ていてユーモラスなほど全身を使って客を誘導する駅員が現れる日がある。奥にもうひとつある階段へと客を分散させて流れを円滑にし、ホームが人で溢(あふ)れ返るのを防止するためだ。

駅員を必死の形相にさせてしまうくらい、横浜DeNAベイスターズの試合がある日の混雑は激しい。青いユニフォームを身に纏(まと)った人々がひしめき合い、改札を抜けた先も縁日のような賑わいだ。

  • Jun Ikeda
    1976年横浜市出身。早稲田大学卒。住友商事、博報堂を経て07年DeNA入社。11年より現職。現在、16年6月大戸屋ホールディングスの社外取締役に就任。8月末にマーケティングをテーマとした初の著書『空気のつくり方』(幻冬舎)が発売。

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Text=日比野恭三 Photograph=たかはしじゅんいち、坂田貴宏(P3、P9-10)

*本記事の内容は16年7月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)